Fullcount 対戦モデルS0105

FULL COUNT
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久しぶりに対戦モデルが入荷!それもFullcount(フルカウント)

 

細部までこだわり抜いたフルカウントの大戦も出るです!

2021年フルカウント春夏アイテム【S0105 WWII (WPB Regulation)】の先行予約のご案内です。当商品が一部キャンセル等にて二月発売分でのご予約を承ります。今回リリースする大戦モデルは、戦時中に物資の使用制限をするため合衆国政府から仕様の簡素化を余儀なくされた時代に、簡素化を受け入れはするがどうしても生地の耐久性に於いてのみ妥協を許さなかったという、その後のジーンズの発展の歴史的に非常に重要となった大戦時におけるデニム素材の進歩にフォーカス。フルカウントの総力をあげて生地を分析し、糸づくりから取り組んだ今まで以上にこだわり抜いた大戦モデルとなります。

【ディティール】…シルエットは0105型。ヒップポケットを正方形に近い形にし、やや歪んだステッチワークになっています。ポケットスリークにはオリジナルヘビーネルを使用。持ち出しの下部は折り込まず切りっぱなし、前身頃裏側フロントセンター端のロックミシンは省略。リベットは刻印ありとなしを混ぜて使用し、トップボタンは唐草模様のドーナツボタン(ブラウン)、比翼ボタンはプレーンドーナツ(シルバー)の3個仕様。ヒップポケットの隠しカン止め(裏カン)は省略。コインポケット口はもちろんリベット省略で返し縫い仕様。ロック掛けの運針は広くし、全体の糸調子はかなり強めになっているので非常にパッカリングが出やすくなっています。フルカウント定番モデルジーンズでは廃止になった赤タブが付きます。

【コンセプト】…フルカウントでは創業初期からほぼ年に1度のペースでリリースし続けている大戦モデル。今シーズンは大戦モデル生産開始から25年ということで、大戦前のデニムとは明らかに異なる素晴らしいデニムは当時物資規制の中なぜ作られていたのか、また期間中の縫製レベルがなぜ極端に低かったのかなどの謎に思いを馳せながら、フルカウント並びにバックグラウンドで総力を挙げて制作に取り組みました。大戦モデルが当時WPBの要請によって、アーキュステッチ、隠しリベット、シンチバック、コインポケットのリベット等のディテールの簡素化を余儀なくされた事は周知の事実でありますが、実はデニムのオンスの引き下げの指示もされていました。がしかし耐久性の低下だけは妥協しないというリーバイス社の強い要望を政府が受け入れる形となりそれまで12.5oz だったデニムを逆に13.5oz まで引き上げたという逸話があります。そのデニムを解析するため現物の古着から糸を解き、撚糸回転数などを調べた結果、通常のXX に比べやや強撚のネップ入りの糸で綿葉カス入りの紡績であることが分かりました。糸のムラ形状も綿の配合や機械の設定をすることで当時のものと同様の自然機械ムラを再現しました。驚くことに経糸と緯糸が、その撚糸回転数、形状、番手までが異なる物であったという発見がありました。経糸平均値#?- に対して緯糸は#6- だったということです。 綿自体の色目は現在は品種改良によって白度が高いものが生産されていますが、当時の茶綿に近いクリーミーな色を再現するよう米綿(E.M.O.T「イースタン、メンフィス、ニューオーリンズ、テキサス」) を配合しています。大戦モデルの縫製技術が低かった理由としては、縫製工場の多くが軍服の生産に職人を費やさなければならなかったため、熟練工ではない素人にジーンズの縫製をしてもらわないといけなかったのだと思います。この再現についてはすべきかどうか悩んだ末、素人に縫製をしてもらう事はせず、熟練の職人に普段の持ち場(担当箇所)をコンバートするなどして生産をしていただきました。

13.5oz Original Selvedge Denim
Cotton 100%

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